はやめに病気に気付くために

健康は、何にも変えがたいことだと、実感するのは、
病気になると、なおさら、そう思います。

わたしの病気が早期発見できたのも、実は友達のおかげです。
友達が病気で手術をしたので、
わたしも似たような症状が気になったので病院へ行きました。

どんな病気も早期発見が大切だと思います。
ところが、自覚症状がない場合や分かりにくい場合は、
友達や家族、知り合いからのちょっとした言葉で、
そうかもしれないと気付くこともあります。

病気かもしれないと気付く経験はとても貴重なものです。

認知症の場合、認知症のひとと家族の会が監修されたもので、
“家族がつくった”認知症・早期発見のめやす　というものがあります。

こちらは、大きく６つの項目に分かれていて、それぞれに具体例があります。

その項目とは、

●もの忘れがひどい
●判断・理解力が衰える
●時間・場所がわからない
●人柄が変る
●不安感が強い
●意欲がなくなる

これだけ見ると、加齢による症状やうつに似た症状にも思えますので、
なおさら、周囲の人が思い込まないように注意すべきだと思います。

例えば、●時間・場所がわからない　という項目で、
「慣れた道でも迷うことがある」という具体例があるのですが、
これは、単に加齢やうつではないと、多くの人が気付くと思います。

家族にとっても、病院へ行くのはとても抵抗感があることだと思います。
例えば、アルツハイマーだったら、どうしようとか、すぐに重篤な方を考えがちです。

病気は違うかもしれませんが、例えば腫瘍があったとします。
すぐに、悪性かもしれないと考えてしまいがちですが、
実際は検査をしてみなければわかりません。

そうかもしれないと不安な認知症 病院で、
専門の医師に診察してもらうことが、第一歩のように思います。

もし、認知症だという診断が下された場合は、認知症 介護のことも考えなけばなりませんが、
『地域包括支援センター』や公益社団法人である『認知症の人と家族の会』という心強い組織があります。
『認知症の人と家族の会』では、介護経験を持つ会員が同じ立場で、相談をしてくださいます。